本研究では微分可能レンダリングと拡散モデルを利用し,正面復元画像を参照して泉崎横穴の3Dモデルを仮想修復する手法を提案する.正面復元画像は撮影位置や照明環境などの条件が不明で,かつ横穴の一部しか捉えていないため3Dモデル全体のテクスチャ生成には直接利用できなかった.本研究ではこれに対し,正面復元画像を手がかりに,拡散モデルを用いてテクスチャを生成・補完する.具体的には微分可能レンダリングで画像に写る部分を変換し,その変換前後のペア画像を教師としてControlNetを再学習させ,正面復元画像のスタイルを再現する生成モデルを構築する.本手法により生成した画像を用いることで,一枚の正面復元画像から泉崎横穴の3Dモデル全体のテクスチャを仮想修復する.