数値気象モデルにおける移流のニューラル場表現

概要

本研究では,豪雨発生メカニズムの理解に向けて,数値気象モデルにおける物理量の可視化を目指す.数値気象モデルの出力は時空間座標上の膨大なデータで構成されており,その効率的な処理にはデータ圧縮と高精度な補間が求められる.そこで,膨大なデータを効率的に圧縮しつつ高精度に補間することを目的として,ニューラル場を用いた連続関数表現を提案する.特に,回転および並進を表現可能な幾何変換のニューラル場を導入し,複雑な移流場を効率的に表現した.線形補間と比較した結果,提案手法はデータサイズを約1%に圧縮しつつ同等以上の精度を達成し,全結合ニューラルネットワークに対しても精度の優位性を確認した.

収録
電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会
引用
"数値気象モデルにおける移流のニューラル場表現," PRMU , vol. 125, no. 229, pp. 68-73, 2025.